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丸の内線車内でのアルミ缶破裂事故の原因は業務用洗剤?

 2012年10月20日の未明、東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目」駅、停車中の車内でアルミ缶が破裂する事故が起きました。

 缶を持っていた女性は「飲み終えたコーヒー缶の中に業務用の強力洗剤を入れた」と説明しているそうです。

 業務用の強力洗剤が「何か」はこのニュースからは不明ですが・・・最近、「業務用」を「強力」だからと一般の方が使用することが増えております。 業界では「常識」なことなので「使用上の注意」に書かれていないようなことで「事故」が起きております。

 例えばこの事故は、アルミ缶と洗剤に含まれている水酸化ナトリウムが反応して水素が発生したと考えられます。 洗剤がアルミ缶を腐食する時に熱を出すことも考えられます。
                                        (画像はイメージ/事故とは関係ありません) 

3洗剤.jpg

 また、以前こんな事故もありました。 

 紙パック入りの業務用洗剤を使用し、残ったものを金属製の棚の上で保管していたところ・・・紙パックが経年劣化を起こし、洗剤が漏れ出し、金属棚のコーティング材を溶かし、下段の棚に収納していたオーディオ器材の上に落ち、高価なオーディオ器材が全て使用できなくなった事故です。

 空調用の洗剤の場合ですが、洗剤の種類の殆どがポリ容器に入って販売されております。
ポリ容器に入っているのには訳があるのです。 ポリ容器入りの洗剤や薬品を、安易に金属容器に移し替えてはいけません! (逆もしかり、金属容器に入っているものを安易にポリ容器に移してはいけません/ポリ容器を溶かしてしまう恐れがあります)

 また、業務用のものは長期保存に適さないものがあります。

 「業務用」がホームセンターでも容易く手に入り、「強力だから、量が多くてお買い得だから」と家庭で使われるようですが、私はお勧めしません。 「強力」なものは「危険」である意識を持っていただけたらと思います。 「使用上の注意」にのらない「業界の常識」があることを知っていただけたら幸いです。

 

 

 

 

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